n8nを使ってみる前に特徴を知ろう!得意なこと・苦手なこととは?!

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satou
update 2022/6/16

今回は業務自動化ツールn8n得意なこと、苦手なことを説明したいと思います。
n8nのことをまだ知らないという方は概要や特徴を解説した記事を書いているのでそちらを先に読んで頂くと分かり易いかと思います。

そもそも何を基準に選べばいいのか分からない
数あるツールの中からどのツールが自分に合っているのかというのはなかなか難しいと思います。
n8nがご自身の使い方に合ってそうかどうか検討する時の参考になればと思います。



n8nの得意なこと

複数のサービスの一連の流れを自動化しやすい

例えばこんな別々のサービス同士の業務の流れを自動化したいとします。

使うサービス

  1. タスク管理
  2. スプレッドシート
  3. メール
  4. LINE
  5. チャット

    自動化する業務
    「タスク管理のサービスにタスクが登録されたら、スプレッドシートに登録。登録した内容をメールとLINEで通知、チャットにも投稿する」

    この例だと5つのサービスが使われていますが、このように複数のサービス間の流れを簡単に自動化出来ます。


サービスで起こったことをきっかけに実行出来る

上の例では「タスクが登録されたら」というタスク管理サービスで起こったことをきっかけに自動化されたワークフローが実行されるようになっていました。

またサービスで起こったことだけではなく、時間単位や日・曜日など指定したスケジュールで動かすことも細かく設定出来ます。


専用ノードが用意されているので設定が簡単

Gmailやスプレッドシート、LINEなどよく使われているサービスの専用ノードが用意されていて項目を入力するだけで設定が出来ます。
※難易度は上がりますが、専用ノードが無いサービスも設定可能です。


自由度が高い

設定の種類や変更出来る箇所が柔軟に用意されているので、自由度高くカスタマイズし易いのも特徴です。
これはローコード主体のツールのいい面の一つだと思います。


共有が簡単に出来る

作ったワークフローを簡単にインポート・エクスポート出来るので、作ったものを他のパソコンで実行したい場合でも簡単に行えます。
利用者が過去に作ったワークフローがテンプレートとして公開もされているので、そのまま使ったり、フローや設定を参考にする場合にも役立ちます。


無料ですべての機能が使える

機能制限がなく使えます。
実行上限はありますがほとんどの方が上限に達することなく使えると思います。
例えばデスクトップアプリであれば月に60,000回ワークフローを実行可能です。

他のツールでも基本的に無料お試し期間や無料枠はありますが、ここまで無料で利用できるツールは少ないのではないかなと思います。



n8nの苦手なこと

人の手作業の流れを自動化するのはあまり向いていない

「ウェブサイトにアクセスして画面を移動しながら必要な操作をする」、「エクセルやワード、メールソフトなど業務で利用するサービスを立ち上げる」などはn8nでは難しい操作です。

そういった業務の自動化を行いたい場合はRPAツールで調べるとそれに合ったツールが色々見つかると思います。


完全なノーコードで作れる場合が少ない

自由度(カスタマイズ性)が高い反面、プログラミングを理解する必要がある場合が出てくることもあるのでノーコード主体のツールと比べると難易度が高いと思います。
もちろんn8nもノーコードで作ることも出来ますが、ノーコードで出来る範囲が限られるためローコード主体のツールかなという印象です。


オープンソースタイプのツールのため、バックアップなどサポート面が弱い

n8nは独自で作った「Sustainable Use License」というライセンスに基づいて作成されています。 オープンソースと同様プログラムのコードが公開されていて利用も自由に使いやすいのが特徴ですが、バックアップなどは自分で行う必要があります。


その他の業務自動化ツール

いくつか似たようなことが出来るツールを紹介します。

IFTTT

使いたいサービスと機能を選択していくだけで自動化フローが作成出来るノーコード主体の業務自動化ツールです。
LINEやスマートロックなどを扱っているSwitchBot、日本発のチャットサービスChatworkなど日本でも馴染みがあるサービスとも連携出来るのも強みだと思います。
選択肢にない機能は操作出来ないので柔軟さは少ないのでやりたいことが出来そうか要確認です。

Zapier

この業務自動化ツールの一番の特徴は連携サービスの多さです。
5,000以上のサービスと連携しているので、使いたいサービスも有名どころであれば大半は見つかるんじゃないかなと思います。 コードを使う割合はn8nより少なく、IFTTTより多いかなと思います。

Power Automate (旧名称: Microsoft Flow)

Microsoftの業務自動化ツールです。
n8nのようなサービス同士を繋げて自動化することも出来ますし、RPAツールでもあるので人の手作業の流れを自動化する事も可能です。


業務自動化ツール以外のノーコード・ローコードツールの紹介をした記事もありますので気になる方はそちらも読んでみてください。

最後に

無料で使えるツールなので効率化を考えていることに合いそうだなと感じた方は一度使ってみてもらえればと思います!

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