初めてn8nに触れる人向け!簡単ワークフロー「Googleスプレッドシートを取得してみよう」

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satou
update 2022/6/12

今回は「Googleのスプレッドシートを読み込む」というワークフローを作成してみたいと思います。

GoogleスプレッドシートはExcelの代わりでもよく使われるツールです。
実際に作ってみることでより深く理解できるのでぜひ一度作ってみてください。
手順は多いですがとても簡単です!

完成図

今回作るワークフローはこのような感じになります。 n8nのGoogleのスプレッドシートを読み込むワークフロー

Google Sheetsノードとは
・Googleスプレッドシート専用ノード。
・Googleスプレッドシートの取得・作成・更新・削除など操作が行えます。
公式の説明はこちら(英語)

覚えられること

  • n8nの手動実行でワークフローが動かせるようになる
  • Googleスプレッドシートの内容を取得できる

ワークフロー作成

n8nデスクトップアプリを立ち上げて作業を進めていってください。

Step1. ワークフロー作成画面を開く

左側のメニューの「WorkFlow」->「New」をクリック。 n8nアプリのワークフローの詳細メニュー

作成画面を開くとStartノードがある状態の作成画面が表示されます。 n8nでワークフロー作成を選択した時の初期表示

Step2. ノード追加画面を表示する

Startノードの右の+ボタンを押してノードの新規追加を行います。 n8nのスタートノード

Step3. Google Sheetsノードを追加する

検索に「google」と入力すると検索結果にgoogle関連のノードが色々と出てきます。
Google Sheetsを選択

検索結果をスクロールして「Google Sheets」をクリックします。

Step4. Credentialsの作成画面を開く

ノードが追加されるとGoogle Sheetsノードの設定画面が開かれます。 n8nの新規ワークフロー追加画面でgoogleで検索した結果

認証の種類を選択

「Authentication」の選択を「OAuth2」にしてください。 n8nのGoogle Sheetsノードのパラメータ設定画面

新規認証を作成

「Credential for Google Sheets OAuth2 API」の入力欄をクリックし「Create New」を選択して認証情報を入力します。
n8nのGoogle Sheetsノードのパラメータ設定画面

Credentialsの作成画面が開きました。 n8nのGmail accountの設定画面

Step5. Credentialsを設定する

Google Sheetsアカウントの認証について

Google Sheetsアカウントの認証のためにはGoogleCloudPlatformというサービスの設定をしないといけません。 GoogleCloudPlatformの設定に関する記事をご参考下さい。


「ClientID」と「ClientSecret」にGoogleCloudPlatformのOAuth 2.0 クライアント IDの情報を設定してください。 n8nのGoogle Sheetsノード、Google SheetsアカウントでClient IDとClient Secretを設定した状態

Step6. OAuth 同意画面を表示する

「ClientID」と「ClientSecret」を設定すると「Sign in with Google」というボタンが表示されるので、クリックして認証を行います。 n8nのGoogle Sheetsノード、Google SheetsアカウントでClient IDとClient Secretを設定した状態

Step7. アカウントの選択をする

今回使用するGmailのアカウントを選択します。 n8nのSign in with Googleから認証画面にアクセスしたアカウント選択画面

Step8. アプリへのアクセスを許可する

「続行」をクリックします。 n8nのSign in with Googleから認証画面にアクセスしアプリの確認が取れなかった時の画面

Step9. Google Sheetsのアクセス権を選択する

「Googleスプレッドシートの全てのスプレッドシートの参照、編集、作成、削除です」にチェックをつけて「続行」をクリック。 n8nのSign in with Googleから認証画面にアクセスしアプリのアクセス許可選択画面

Step10. 接続成功画面の表示

この画面が表示されたら接続成功です。 n8nのSign in with Googleから認証画面で認証成功画面

Step11. 取得するスプレッドシートを準備する

今回はこちらでスプレッドシート取得用のサンプルを準備しました。 エクセルファイルをスプレッドシートで開いた

サンプルは下記リンクからダウンロードして下さい。

サンプルダウンロード

※スプレッドシートはダウンロードするとエクセルに変換されます。
添付ファイルはエクセル形式ですが、
パソコンにエクセルが入っていない方も今回の作業に影響ありません。

Step12. ダウンロードしたサンプルを今回使用するGmailアカウントのドライブにアップロードする

アップロード

ダウンロードしたファイルをドライブにそのままアップロードして下さい。 n8nのSign in with Googleから認証画面で認証成功画面

Step13. エクセルをスプレッドシートに変換して保存する

「sample01.xlsx」をドライブ上で開きます。 エクセルをスプレッドシートアプリで開いた状態です。 エクセルファイルをスプレッドシートで開いた

スプレッドシートで保存 「ファイル」->「Googleスプレッドシートとして保存」をクリック。 エクセルファイルをスプレッドシートで開いた

Step14. スプレッドシートIDを確認する

スプレッドシートとして保存すると保存したスプレッドシートが表示されます。 エクセルファイルをスプレッドシートで開いた

urlにある赤枠の部分がスプレッドシートIDになるので控えておいて下さい。 「~spreadsheets/d/ スプレッドシートID /edit~」 エクセルファイルをスプレッドシートで開いた

Step15. スプレッドシートIDを設定する

Google SheetsノードのパラメータにスプレッドシートのIDを設定します。 n8nのSign in with Googleから認証画面で認証成功画面

Step16. スプレッドシートを取得する

右上にある「Execute Node」ボタンで実行してみましょう。 n8nのSign in with Googleから認証画面で認証成功画面

取得結果

取得が成功し、サンプルデータの内容が表示されました。 n8nのSign in with Googleから認証画面で認証成功画面

Step17. フローを実行する

Google Sheetsノードを「×」ボタンで閉じます。 n8nのGmailノードで送信成功時の結果画面

「Execute Workflow」ボタンをクリックしてワークフローを実行します。 n8nのGoogle Sheetsノードで送信成功時の結果画面

Step18. フローの実行結果を確認する

「Execute Workflow」ボタンで実行が正常に完了するとこのような状態になります。
Startノードが実行され、次にGoogle Sheetsノードが実行されています。 n8nで作成したGoogle Sheets取得ワークフローを実行し実行が成功した状態

Step19. 完成したワークフローを保存する

右上にある[Save]ボタンをクリックして作成したワークフローを保存して完了です。 n8nのワークフローを保存するsaveボタン

最後に

いかがだったでしょうか?

スプレッドシートは複数の人で編集したり管理するのに便利なツールです。

今回のスプレッドシートの内容を取得できる仕組みを使えば、「色んな人が記入したスプレッドシートの情報を始業時にメールで受け取る」ということも容易に行え日々のタスクを自動化出来ます。


n8nでどんなことが出来そうか色々試してみて頂ければと思います。

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